二重派遣とは
「二重派遣」とは、派遣会社から派遣された労働者が、さらに別の会社(二次派遣先)に派遣される状態を指します。労働者派遣法により、派遣元事業主が雇用する派遣労働者を、さらに別の派遣元事業主の管理下で労働させることは原則として禁止されています。つまり、労働者派遣法は、派遣労働者の保護を目的として、派遣元と派遣先の間で直接的な指揮命令関係が成立することを前提としており、その間に別の派遣元事業主が介在する多重構造を認めていないのです。
この二重派遣は、労働者派遣法第24条の2(労働者派遣に関する禁止行為)に抵触する違法行為とされています。労働者派遣法は、派遣労働者が適切な労働条件の下で働く権利を保障するため、派遣元事業主に対して様々な義務を課しています。しかし、二重派遣の状態では、労働条件の責任の所在が不明確になりやすく、労働者保護の観点から問題が生じやすいとされています。