退職金とは
退職金とは、従業員が企業を退職する際に、企業から支払われる金銭のことです。これは、長年の勤労に対する功労報奨や、退職後の生活保障を目的としています。法的に支払いが義務付けられているものではなく、企業が任意で導入する福利厚生制度の一つとして位置づけられています。そのため、すべての企業に退職金制度があるわけではありません。制度の有無や支給条件、計算方法は企業によって大きく異なり、就業規則や退職金規程に明記されています。
退職金には、大きく分けて「退職一時金制度」と「企業年金制度」の2種類があります。
* 退職一時金制度: 退職時に一括で支払われる形式です。勤続年数や退職理由(自己都合、会社都合など)、退職時の役職などに基づいて計算されるのが一般的です。
* 企業年金制度: 退職後に年金形式で分割して支払われる形式です。確定給付企業年金(DB)や確定拠出年金(DC、iDeCoとは別枠の企業型)などがあります。企業型DCの場合、従業員自身が運用指図を行うため、将来の受取額が変動する可能性があります。